2008年9月15日月曜日

9/15 Today 関ヶ原の戦い(1600)……教科書通りの布陣でも勝てなかった西軍

慶長5年9月15日(西暦1600年10月21日)、東軍は徳川家康のもとに7万5千人、西軍は石田三成を中心に12万8千人。西軍の小早川秀秋軍8000人が寝返ったけれど、それにしても西軍の方が人数が多かった。でも結果はご存じの通り。


明治時代になって陸軍士官学校の教官をしていたドイツ人の参謀が、関ヶ原での両軍の布陣図を見て「戦闘の結果は聞かなくてもわかる。これじゃ西軍が勝ったのに決まっている」と言ったらしい。石田三成は秀才だから、ちゃんと教科書通りの布陣をした。

でも、三成は所詮サラリーマン社長。オーナー経営者の家康とは格が違った。期待できる恩賞もサラリーマン社長から貰えるものは、結局たかが知れているし、インセンティブも桁違いだった。

なによりも時代の流れは家康にあった。時流に逆らってはいくら大軍でも勝てない。

現代日本は「一億総サラリーマン化」しているように見える。サラリーマン社会に果敢な挑戦をしたホリエモンは無惨にも刑務所に入ることになったし、学校もテレビも「環境にやさしいスローライフ」とか「仲間が大切」など寝ぼけたことを繰り返しているばかりで、荒々しい世界の潮流から取り残されているように見える。「清く貧しく」もけっこうだが、金持ちになった中国人からシャビーな国と馬鹿にされるようではしゃくに障るではないか。

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